最先端な技術で繁栄した世界…俗にいう近未来が舞台のシューティングゲーム。
が、このゲームで実際に操作する機体はなんとオプション。
オプションを操作して、3人の中から選んだキュートでグラマラスな女の子を守りながら進めていくのが本作の主な内容。

Zキーで合体・分離。
分離状態では十字キーで移動ができる。
合体状態では←→キーで攻撃する方向を変えることができる。
ショットやボンバーは女の子が状況に合わせて勝手に発動する。
守るべきガンナーはショットやレーザーなどの攻撃を受けると体力が減っていく。
これがなくなるとガンナーが破壊されてゲームオーバー。
自機のオプションは基本的に無敵。
ショットやレーザーは体当たりで防ぐことができるので、
身体を張って女の子を守っていくのがセオリー。

ワタクシがこのゲームをやって大変感銘を受けたのが、ゲームデザインである。
ターゲットを守りながらゲームを進めていく…といったゲームデザインは、
ワタクシがかつて大会ゲー「ジーニャ・ジャーニー」でやろうとしていたことを
高い完成度で作られているということである。
「ジーニャ・ジャーニー」は、本作と同じようなアイディアを考えながらも、それを中途半端な完成度でリリースしてしまったが故に残念な結果を生み出してしまった。
あの後「どうすれば面白くなったのか」とずっと考えていたが、まさか長らく追い求めていた"１つの完成形"がこんなところにあるとは。
うれしさと興奮のあまり涙が出そうになった。

基本的には、"新しいこと"に挑戦することはリスキーとされている。それは、その"新しいこと"を挑戦しようとして、ゲームの方をおろそかにしてしまうゲームがいくつもあるためである。
しかしながら、このゲームでは"新しいこと"に挑戦しようとしていて、なおかつきちんとゲームとしても遊べてしまう。
まさに、良い意味で欲張りなゲームである。

また、このゲームは1ステージが短く、またゲームオーバー時そこまで戻されることはないため、ぱっと遊ぶには適している。
演出も凝っており、特にステージ3以降の演出を見たときには度肝を抜かれてしまった。これは、実際に体験してみてもらった方が良いだろう。

このゲームは、現在ふりーむで配信中である。

この暑い夏の時期…ガンナーの女の子、そして、煉獄庭園様の非常にカッコいい音楽とともに、是非このゲームで熱くなろう。
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